葬儀のあと

四十九日の数え方 亡くなった日を1日目とする計算方法と日付の早見表

更新 文 みおくり手帖 編集部

この記事の要点

  • 四十九日は亡くなった日を1日目として数えた49日目。命日の48日後の日付です。
  • 曜日は亡くなった日の前日と同じ曜日。前日(逮夜)に営む地域もあります。
  • 法要は当日が平日なら、前の土日などに繰り上げて営む慣習があります。
目次
  1. 基本の数え方は「亡くなった日が1日目」
  2. 計算例(2026年に亡くなった場合など)
  3. 前日から数える地域がある(逮夜)
  4. 法要の日は「前倒し」が一般的
  5. 「三月またぎ」は言い伝え
  6. 浄土真宗の考え方
  7. 神式・キリスト教式の場合

四十九日(しじゅうくにち)は、亡くなった日を1日目として数えた49日目です。日付で計算するときは、命日に48日を足します。たとえば2026年10月1日に亡くなった場合、四十九日は11月18日です。曜日は、亡くなった日の前日と同じ曜日になります。

仏式では、この日を区切りに喪に服す期間を終える「忌明け(きあけ)」とすることが多くあります。この記事では、数え方の基本と計算例、前日から数える地域、法要を前倒しにする慣習、三月またぎの言い伝えをまとめました。日付をすぐ知りたい方は、法要日程の計算ツールで命日を入れると一覧で確認できます。

基本の数え方は「亡くなった日が1日目」

天台宗は、初七日を「亡くなったその日を一日目として数え、七日目」と説明しています。浄土真宗本願寺派も「死亡日から数えて七日目を初七日」としています。その後も7日ごとに数え、7回目の七日が四十九日です。この49日間を「中陰(ちゅういん)」と呼び、四十九日は中陰が満ちる日として「満中陰」とも呼ばれます。

忌日の呼び名 何日目か 命日に足す日数
初七日(しょなのか) 7日目 6日
二七日(ふたなのか) 14日目 13日
三七日(みなのか) 21日目 20日
四七日(よなのか) 28日目 27日
五七日(いつなのか・三十五日) 35日目 34日
六七日(むなのか) 42日目 41日
七七日(しちしちにち・四十九日) 49日目 48日
百か日(ひゃっかにち) 100日目 99日

曜日の覚え方

亡くなった日を1日目と数えるので、7日目は「命日の前日と同じ曜日」になります。天台宗の法話では、水曜日に亡くなった人の初七日は火曜日で、四十九日まで毎週火曜日になると説明しています。カレンダーで数えるときは、命日の前日の曜日を目印にすると間違えにくくなります。

補足

百か日は、真宗大谷派の案内でも「亡くなった日を入れて百日目」とされています。四十九日と同じく、命日を1日目として数えます。

計算例(2026年に亡くなった場合など)

命日ごとの初七日・四十九日・百か日の日付です。

命日 初七日 四十九日 百か日
2026年10月1日(木) 10月7日(水) 11月18日(水) 2027年1月8日(金)
2026年10月15日(木) 10月21日(水) 12月2日(水) 2027年1月22日(金)
2026年11月20日(金) 11月26日(木) 2027年1月7日(木) 2027年2月27日(土)
2026年12月28日(月) 2027年1月3日(日) 2027年2月14日(日) 2027年4月6日(火)
2027年1月15日(金) 1月21日(木) 3月4日(木) 4月24日(土)
2027年2月3日(水) 2月9日(火) 3月23日(火) 5月13日(木)

ほかの日付は、法要日程の計算ツールで調べられます。一周忌や三回忌の年は年忌法要の早見表をご覧ください。

前日から数える地域がある(逮夜)

忌日の前の晩(前日)のお勤めを「逮夜(たいや)」といいます。真宗興正派の円龍寺は、逮夜を「命日の前日のお勤め」と説明しています。昔は、前の晩から集まって法事を営むことがよくあったそうです。

逮夜を大切にする地域では、七日ごとのお参りや四十九日の法要を、正式な日の前日に営むことがあります。これが「前日から数える」と言われる数え方です。浄土宗、曹洞宗、日蓮宗は、中陰表を計算するページを公開しています。そこでも「正当日(命日が基点)」と「逮夜日(命日の前夜が基点)」を選べます。

円龍寺は、逮夜のお勤めには地域色があり、関東ではあまりなじみがないと書いています。京都府宇治市の宝善院は、49日間の七日ごとの法要をまとめて「お逮夜法要」と呼んでいます。関西など一部の地域では、今も逮夜を大切にする習わしが残っています。

命日 四十九日(正当日) 四十九日(逮夜)
2026年10月1日(木) 11月18日(水) 11月17日(火)
2026年10月15日(木) 12月2日(水) 12月1日(火)

どちらで営むかは、地域とお寺の習わしによります。親族の出身地が違うと、言うことが食い違うこともあります。迷ったら、法要をお願いする菩提寺に確かめるのがいちばん確実です。

法要の日は「前倒し」が一般的

四十九日の当日が平日だと、親族が集まりにくいことがあります。その場合は、四十九日より前の土日や祝日に法要を営む慣習があります。霊符山尊星王院は、法事は繰り上げることはあっても、日を過ぎてはいけないとされていると案内しています。そのうえで、49日より前の土日に設定するよう勧めています。

日程を決めるときは、次の順に確認するとスムーズです。

  1. 四十九日の当日の日付を出す
  2. その日以前で、親族が集まりやすい日を2〜3案出す
  3. 菩提寺(または法要を頼む僧侶)の都合を聞く
  4. 会場と会食の予約を取る
  5. 親族に日時と場所を知らせる

準備の流れは四十九日法要の準備と当日の流れにまとめています。

「三月またぎ」は言い伝え

四十九日が3か月にまたがると縁起が悪い、という言い伝えがあります。「三月(みつき)またぎ」などと呼ばれます。浄土真宗本願寺派によると、「始終苦(四十九)が身につく(三月)」という語呂合わせからきたものです。同派はこれを迷信だとし、気にして三十五日に切り上げる人がいると紹介しています。

たとえば2026年10月15日に亡くなった場合、四十九日は12月2日で、10月・11月・12月の3か月にまたがります。計算すると、おおむね月の14日ごろ以降に亡くなった場合、四十九日は3か月にまたがります。気になる家族がいる場合は、菩提寺や親族と話し合って決めてかまいません。

浄土真宗の考え方

浄土真宗でも、七日ごとのお勤めと四十九日(満中陰)の法要を営みます。ただし、その意味の説明が他の宗派と違います。本願寺派は、中陰法要は亡き人への追善のためではなく、遺族が悲しみから立ち直っていくための機縁となる法要だと説明しています。真宗大谷派も、中陰を仏さまの教えを聞いていく大切な期間としています。

神式・キリスト教式の場合

神式では、四十九日にあたる区切りとして「五十日祭」があります。神社本庁は、亡くなってから50日目に行い、その後に家中を祓って神棚のおまつりを再開すると説明しています。キリスト教式では、教会によって記念の集いの時期や形が違います。所属する教会に相談してください。

よくある質問

四十九日は亡くなった日を含めて数えますか?

含めて数えます。亡くなった日を1日目とし、49日目が四十九日です。日付で計算するときは、命日に48日を足します。たとえば10月1日に亡くなった場合、四十九日は11月18日です。

四十九日の法要は前倒ししてもいいですか?

前倒しにする慣習があります。当日が平日の場合、その前の土日などに営むことがよくあります。法事は繰り上げることはあっても、後ろにずらさないものとする寺院の案内もあります。日程は早めにお寺と相談してください。

四十九日が3か月にまたがるとよくないのですか?

「始終苦(しじゅうく)が身につく(みつき)」という語呂合わせからくる言い伝えです。浄土真宗本願寺派は、これを迷信と説明しています。気になる場合は、菩提寺や親族と相談して決めてかまいません。

前日から数える地域もありますか?

忌日の前の晩を「逮夜(たいや)」と呼び、その日にお参りする習わしの地域があります。宗派の中陰表には「逮夜日」で計算する方法も用意されています。どちらで営むかは菩提寺に確かめてください。

出典・参考にした資料

  1. 葬儀と供養について天台宗(2026-10-07 確認)
  2. 法話集 No.49 年回の数え方がわからないのですが天台宗(2026-10-07 確認)
  3. よくあるご質問(中陰表・年回法要)浄土宗(2026-10-07 確認)
  4. 中陰表・年回表浄土宗(2026-10-07 確認)
  5. 忌日表(中陰表)・年回表曹洞宗(2026-10-07 確認)
  6. 忌日表(中陰表)・年回表・早見表の作成、計算日蓮宗(2026-10-07 確認)
  7. よくあるご質問(中陰法要とは?)浄土真宗本願寺派(2026-10-07 確認)
  8. 葬儀・法事・お墓のこと(中陰)真宗大谷派(2026-10-07 確認)
  9. 逮夜と初七日。中陰の日がズレていると勘違いする理由真宗興正派 円龍寺(2026-10-07 確認)
  10. Q6.初七日や四十九日などの法要とは?黄檗宗 宝善院(京都府宇治市)(2026-10-07 確認)
  11. 49日・法事霊符山 尊星王院(2026-10-07 確認)
  12. 神葬祭神社本庁(2026-10-07 確認)

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